箱根寄木細工の歴史

 箱根寄木細工は江戸時代末期に畑宿地域で創始され、当初は無垢作りによる乱寄木や単位文様による製品が主流でした。それがやがて連続文様構成の小寄木が主流になり、昭和初期に革新的な技法による「ヅク」と呼ばれる寄木文様表面を大鉋でスライスする技法が開発されました。
この技法を用い現在も様々な製品が開発されています。

この箱根寄木細工は、昭和59年5月に通産大臣指定の「伝統的工芸品」に指定されました。

箱根寄木細工の作り方

1.接着

天然有色材を制作しようとする紋様に合わせて接着します。

2.切断

のこぎりで重ね合せた材料を切断し、削りがたに入れ鉋(かんな)で整えます。

3.文様部材接着

文様部材を組み合わせて接着し、単位文様を作ります。

4.一定の厚みに切断

乾燥させた単位文様を一定の厚みに切断します。

5.連続文様を作る

複数のブロックを組み合わせて連続文様にします。

6.削る

連続文様を大鉋で0.15ミリの厚さに削り「ヅク」にします。

7.貼布

「ヅク」を製品になる小箱等に貼布します。

8.完成

表面保護のため、仕上げ塗装をして完成です。

箱根寄木細工職人 小島 裕平 | 明日への扉 by アットホーム

箱根寄木細工の主な用材

神奈川県の伝統的工芸品である「箱根寄木細工」は、すべて天然有色材を使って作ります。

作品紹介

箱根山系は、日本でも屈指の木材の樹種の多い地域です。この豊富な樹種を用い自然の色合いや、木理を生かして幾何学文様を表現したのが箱根寄木細工です。
箱根寄木細工の専門店「木路」では伝統的な一般商品はもちろん、木路だけのオリジナル商品も多彩に取り揃えています。
厳選された自然木の色彩と調和。数多の銘木と洗練された技術との調和とコントラスト。木のぬくもりが、あなたのライフスタイルを優しくします。

店舗案内

新しい箱根寄木細工と出会えるお店「木路」。箱根にお越しの際には是非お立ち寄りください。


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